国宝臼杵石仏で保存作業現場公開のお知らせ(11月28日実施)

2021/01/13



国宝臼杵石仏(大分県臼杵市)

11月28日に紫外線照射&保存作業現場公開

国宝臼杵石仏では11月28日(土)、紫外線照射&保存作業現場を公開します。
場所はホキ石仏第2群で、現場の立ち合い・見学が可能です。

臼杵石仏は水分を多く含む柔らかい地層に彫られています。
そのためコケやシダ等の植物が生殖しやすく、これらの付着物は仏像表面を
侵食し、やがては仏体そのものを損傷させてしまいます。
そうした状況を避けるため、定期的に除去作業を行なっています。

作業としては、石仏表面を傷つけずに付着物を除去するために、
まず岩肌に無害な紫外線を照射し、植物を枯死させ、手作業で除去します。
(この技術は臼杵石仏で開発され、全国でもここだけの特殊な方法だそうです!)
その後、植物の再着生を遅らせるために撥水剤を散布して、作業終了です。

除去作業は専門技術を有する方が刷毛やピンセットで丁寧に行なうそうで、
一連の作業は、秋から冬にかけての乾燥した時期(11月~2月)に行なわれます。

当日は、普段は入ることのできない柵内に入り、係員の説明を聞きながら、
見学することができるそうです。

石材、それも貴重な国宝(文化財)の保存作業の現場に立ち会える貴重な機会!
お近くの方はぜひ下記のウェブサイトからお問い合わせください。


●国宝臼杵石仏・ホキ石仏第2群
紫外線照射&保存作業現場公開のお知らせ
日時:2020年11月28日(土) 午前10時~午後1時
場所:国宝臼杵石仏・ホキ石仏第2群
住所:大分県臼杵市大字深田804-1

・国宝臼杵石仏公式ウェブサイト
https://sekibutsu.com/