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66、お花飾り

墓参フォトコン2014応募作品

 娘一家が近くに住んでいるので、お墓参りは一緒に行きます。お墓は、二軒分あります。小さい時からお伴の孫は、見様見真似でよく手伝ってくれました。
 そして今、主役です。水をくんで雑巾を洗い、墓石をきれいに拭きます。墓碑銘にたまったゴミ等は、手ほうきで取り除いています。持参した花を二軒に分け、それぞれの花立に飾ります。マッチで器用に線香に火をつけて線香立てにさします。手を合わせて、拝む姿の可愛いこと。大人は、脇役です。
 お盆には、“迎え火”や”送り火“も焚きます。
 お墓参りの良きしきたりを、自然に受け継いでいることに心が和みます。小さい頃からのお墓参りは、生命の大切さを、自然に醸成してくれると思います。
 同じ屋敷に自活していた母(孫からみれば曽祖母)の所に、祠に収められたお大師様がありました。病気で入院したため、屋敷の回りまで手が回りません。
 ある日、遊びに来た孫が、そのお大師様を見て、叫びました。
 「あっ! お花が枯れている!」
 剪定鋏を持ち出し、そこらの庭に咲いている菊の花を摘んで、花立に水くんで飾りました。それからは、事あるごとに、自生の彼岸花などの季節の花を飾ります。ご先祖を敬う心が、自然と身についている事に感心します。ご利益でしょうか、母は百弐歳で天寿を全うしました。
 生命尊重の心は、我が家の菜園を手伝う心にも生きています。手馴れたスコップさばきで、天地返しをして整地し、種もまきます。芽が出て、成長していく様子に顔がほころんでいます。野菜は、大好きです。
 ナスやトマトの脇芽を摘んだり、とうもろこしやキュウリの雄花を雌花に受粉もします。     
 幼い時期からの“お墓参り”のおかげだと思いますが、“命を大切にする孫”に育っています。

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