本書は東日本大震災(2011年3月11日発生)の被災地における石材店の取り組みなど、『月刊石材』に掲載した同震災に関連する記事を加筆訂正し収録しています。日本全国いつどこで地震被害に遭うかわかりません。地震を含め、自然災害への備え、リスク回避にぜひお役立てください。
東日本大震災では、大地震、そして大津波、さらには原発事故と、未曾有の被害に見舞われました。2011年3月11日の震災発生直後から4年後まで、石材店の方々はいかに行動し、どのような生活を送り、また仕事を進めたか。そして、その時、何が必要だったか―。その後も日本各地で地震は発生し、将来も大地震・大津波が予測されているいま、改めて自然災害のリスクを考慮した経営の在り方を検討する必要があります。ぜひ、本書をお役立てください。
なお、本書は『月刊石材』(石文社刊)に掲載した東日本大震災以降の地震に関する記事などをまとめたものです。
■発行:石文社 ■B5判160ページ ■初版:2016年11月14日
■法律問題の解説(虎の門法律事務所・弁護士 小松初男氏)
■平成28年熊本地震を解説(理学博士・技術士 服部仁氏)
■石材店の災害対応マニュアル(原案)付き
《目次》
はじめに~東日本大震災から学んだ石材業界の教訓、課題を考える
第1章 地震・津波・原発事故、震災に立ち向かう石材店ルポ
第2章 お墓の必要性を再認識~東日本大震災から1年
第3章 東日本大震災から2年~私たちの想い
第4章 東日本大震災から3年 3.11被災3県の石材店密着レポート
第5章 東日本大震災から4年、いま必要なこと
第6章 法律問題、平成28年熊本地震を解説
虎の門法律事務所・弁護士 小松初男/理学博士・技術士(応用理学部門)服部仁
各種参考資料
石材店の災害対応マニュアル(原案)/墓石用接着剤による接合部施工マニュアル
非常用持出品チェックシート/備蓄品チェックシート/常時携行品チェックシート
おわりに~観光地や神社仏閣にある既存の石造物の地震対策も必要